新潟市「いくとぴあ食花センター」
昨日から、「政令市議会政策研修会」が新潟市で開催され、
二日目は、食育と花育を一体的に学ぶことができる
「いくとぴあ食花センター」
を視察しました。
信濃川・阿賀野川の二大河川の流域に広がる新潟市は市域の約半分が水田・田畑等の農地が占め、
コメの収穫量は全国1位、
枝豆や梨は同2位、
チューリップや花木(鉢物)は1位
というように、農産物の出荷量・額とも全国上位を占め、農業産出額は、政令市の中ではトップです。
市は、この農業の持つ力や多面的機能を活かして、
高次都市機能と田園のゆったり感が調和・共存する新しいタイプの
「田園型政令市」
の実現をめざし
「食と花の都~日本一豊かでにぎわいのある大農業都市」
構想を2008年に策定しています。
その構想の具体的な事業として、3年前に「新潟市食育・花育センター」がオープン。
同敷地内には、
「動物ふれあいセンター」や
「こども創造センター」
が併設してあり、遠足でここを訪れていた保育園児たちも、
「動物ふれあいセンター」で、ヤギやウサギ等と触れ合った後、
先生やお友達と隣の「こども創造センター」で遊んだり、
「いくとぴあ食花センター」で、
花を観賞したり、フェルト素材のサンプルを使用した
「料理体験ゲーム」に興じたりして楽しんでいました。
「農業サポーター」
【緊急サポート募集】
イチゴの収穫が最盛期となり
早朝から夜遅くまで収穫作業に
追われています。
子どもの学校もあり、応援願います!
新規に農業を始める人たちの支援として、この施設内に
「新潟市農業サポーター事務局」が置かれ、
稲作農家やイチゴ農家、花農家の多くがサポーターとして登録し、
脱サラされた方、農家を継ぐためにUターンされた方等の応援団として支援する体制が整備されています。
毎月発行されている
「農業サポーター通信」
には、新規受け入れ農家の皆さんやサポーターの農家の方々から様々な情報が寄せられ、支援の活動を支える大きな情報源となっています。
また、この
「いくとぴあ食花センター」
や現在建設中(6月開園予定)の
「アグリパーク」構想は、
農村住民と都市住民が農業体験や農作物を通して、農村地域の活性化・振興を図るための農村・都市交流の機能も担っています。
特に、学校教育と連携して体験活動を取り入れることは、子どもたちの食育や情操教育の向上を図るためにも有意義な施設と思われます。