自転車通行空間ネットワークの整備
昨日に引き続き、交通対策特別委員会に出席。
道路下水道局と住宅都市局より、
「自転車通行空間ネットワーク整備計画(案)」と
「都心部における交通混雑対策」
が報告されました。
福岡市では、この20年間で自転車利用が約20%増加、特に天神やJR博多駅周辺の都心部で顕著になっています。
しかし、交通事故件数は減少傾向にあるものの、歩行者と自転車との「自転車事故」の増加が懸念されています。
そこで、今後10年間で幹線道路での自転車通行空間ネットワーク整備(現在の約5kmから約100km)を進め、生活道路を通行する自転車を適正に幹線道路へ誘導することで、歩行者や自転車利用者の安全性を高めるというものです。
具体的には、対象路線を幅員15m以上の都市計画道路とし、既存の路肩を活用したり、車線幅や中央分離帯、側溝を縮小・改良したりすることで自転車レーンを確保するとしています。
手軽で健康によい交通手段として利用者が増えている現状からしてみれば、この整備計画は当然でありますが、自転車利用者が、街路樹や歩道ののぼり旗を避けようとして歩行者や車に接触しかねないことも多々起こっています。
自転車レーンの整備とともに街路樹の剪定やのぼり旗、広告板等の除去も必要です。