おきゅうりょうをもらってしごとがしたい。 母を温泉につれていってやりたい。
福岡市あいあいセンター(心身障がい福祉センター 中央区長浜)大研修室で、「福岡市手をつなぐ育成会保護者会」による「本人の声を聞く会」が開かれました。
市内の各障がい福祉サービス事業所で就労活動や自立訓練をされている知的障がい者6名の方が、自分の「はたらき」を通しての夢や思いを発表されました。
・「~料理がしたいです。おいしいと言ってくれたら、たくさん作ってあげたいです。~」
・「~ぼくの夢はいろいろな場所や九州のイベントがあるところに、ぼくのアートをだすことです。~」
・「~そうげいバスではなく、西鉄の路線バスでかよっています。知っている人に会うとうれしいです。~」
・「~みんなに楽しんで来てもらえるカフェではたらくのが夢です。」
・「ぼくはりょこうに行ってみたいです。~おきゅうりょうをもらってしごとがしたいです。」
・「僕は、夢といっしょに希望を持っています。~仕事をしっかりがんばり、母に長生きしてもらえるように、温泉へもつれて行ってやりたいと思っています。~」
一人ずつ、400字原稿用紙(1~2枚)に書いた作文を一生懸命発表され、それぞれの職場での様子も映像で紹介され、会場からの質問に「この日のために、何回も書き直した」と、照れながら答える場面もありました。
市では、本年度、障がい者施設商品(ときめきグッズ)の流通促進等、障がい者の「はたらく」を支える取り組みとして、「ときめきグッズ受注・発注コ―ディネート事業」を始めました。
夢や趣味、そして親に対しての思い、それぞれの思いに寄り添い支援の拡充をさらに図っていく必要があると考えさせられた「本人の声を聞く会」でした。