行政調査 ~笠岡市、西宮市、奈良市~

 2012年9月26日~28日、私が所属する第一委員会の議員13人で、岡山県笠岡市、兵庫県西宮市、奈良市へ行政視察調査に行ってきました。
20120928blog01.jpg 一日目は岡山県笠岡市。
笠岡市の沖の瀬戸内海には北木島をはじめとする大小7つの島があり、笠岡諸島と呼ばれています。
 笠岡市では第6次総合計画の中の1つに「離島で安心して暮らせるまち」を掲げ、医療体制の整備や離島航路の利便性の確保等のとりくみが行われています。
今年6月「改正離島振興法」が成立し、国の責務として無人島の増加や人口減少を防ぎ、定住を促進する施策を積極的に進めることを明記し、妊娠中の女性の通院・出産の支援や高校生への就学支援等の「離島活性化交付金」が創設されました。福岡市には、玄界島と小呂島の二つの離島があります。
「改正離島振興法」の理念に沿った具体的な施策が図られるよう要望していきます。

20120928blog02.jpg 二日目は兵庫県西宮市にある「被災者支援システム全国サポートセンター」を訪問。
17年前の阪神淡路大震災を市の職員として大変なご苦労を経験された吉田センター長に話を伺いました。
西宮市では、大震災の教訓をもとに住民基本台帳を基に要援護者支援システムや緊急物資管理システム、避難所関連システム等を一括した「被災者支援システム」を開発し、自然災害や大規模な事故の危機管理に備えているという。大水害や西方沖地震等を経験した福岡市においても大いに参考になるシステムでした。

20120928blog03.jpg 三日目は、奈良県総合庁舎を訪問し、奈良市が県と隣の天理市と共催で開催する「奈良マラソン」実施に向けた地元との協議や課題等の説明を受けました。
地元から出される様々な懸念に対して、行政をはじめ実行委員会が対策を練っている事項が、「福岡市民マラソン」開催に向けての参考になると思われます。