千葉県「柏の里国際キャンパスタウン」視察
九州大学移転・跡地対策協議会の議員団で、神奈川県藤沢市のJR辻堂駅周辺地域都市再生事業と千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅周辺まちづくりを視察しました。藤沢市のJR辻堂駅周辺地域都市再生事業を視察しました。藤沢市のJR辻堂駅周辺は大規模工場の全面撤退を受け、跡地に広域的な都市連携の中核となる都市拠点を創る事業です。約25haの区域では道路や公園等の基盤整備、駅舎の改良等が行われ、現在住宅や大規模集客施設が整備されています。まちづくりのガイドラインは公共施設と沿道の敷地空間や建物との関係、公共空間とオープンスペースをいかに豊かにするか、という視点で定められています。九州大学箱崎キャンパス跡地と西鉄貝塚駅前、キャンパス周辺の開発に当たっても地域住民の意見を交えてのガイドラインにそったまちづくりが求められます。
視察2日目は、千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅周辺まちづくりエリアです。ゴルフ場跡地と鉄道整備を一体とした土地区画整理事業を軸に大規模なまちづくりが進められています。周辺には、県立公園や東京大学、千葉大学の研究所等の施設も立地しており、公(行政、NPO )と民(企業、市民)、学(大学)の連携による柏の葉国際キャンパスタウン構想が具体化されています。その拠点が出口東京大学教授(前九州大学)をトップとするアーバンデザインセンター。出口教授は九州大学伊都キャンパスづくりや福岡市都市計画にも参画されており、福岡市の街づくりを例にあげてわかり易く説明いただきました。なお、交流広場に設置されている屋台は、出口教授の発案により博多の屋台を参考にしているとか。