「海のむこうの ずっとむこう」大ベトナム展
九州国立博物館で開催されている
日本ベトナム外交関係樹立40周年記念事業
「日本初 大ベトナム展」
に村山富市元総理(日本ベトナム平和友好連絡会議 会長)が見学に来られるという連絡が昨日入り、日本ベトナム平和友好連絡会議・福岡のメンバーとともに同行することになりました。
ベトナム社会主義共和国や在福岡ベトナム総領事館が総力を結集したというだけにベトナム王朝の歴史や美術、そして日本との交易の歴史等、約250の名品が、時代ごとにわかりやすく展示してありました。
特に興味深かったのが、豊臣秀吉や徳川家康が奨励した朱印船貿易に関する展示。
ホイアンに残る日本人町跡や日本橋、徳川家康や吉宗に献上されたベトナムの象の図、そして元の襲来に抗した民衆の知恵等々、ベトナムをさらに身近に感じることができた時間でした。
九州国立博物館が、江戸時代の絵巻「朱印船交趾渡航図巻」をもとに企画した絵本「海のむこうの ずっとむこう」には、博多の商人、新九郎(架空の人物)がベトナムと交易する様子が描かれ、遠い昔からの両国の交流がいきいきと表わされています。
それにしても、昨夜東京のテレビ局に生番組に出演された89歳になられる元総理が、朝早くの便で福岡に来られる元気の良さに感心しました。